技術競争力で選んだ「株価割安ランキング」のその後

2009年の週刊ダイヤモンドで、株価割安ランキング上位100社を紹介しました。
それから10年以上経過しましたが、これら100社の株価がどのように推移してきたかをご紹介します。

2009年4月 週刊ダイヤモンド

特集「ニッポンの発明力」
投資家必見!株価割安ランキング

株価割安ランキング100社

当時紹介したこのランキングは、東京証券取引所の一部上場企業を対象に、どの企業の株価が割安なのかを、YK値に基づいた企業の技術競争力の強さで順位付けしたものです。

株価割安ランキング

YK値に基づいた企業の技術競争力とは、実際には「YK値/その企業の時価総額」で計算しています。

一般に時価総額が大きくなるとYK値が大きくなる傾向があるのですが、その一方で、株価の変動率は時価総額とは原則的に無関係に現れます。

そこで、時価総額の大きい企業と、時価総額の小さい企業との株価の変動率を平等に観察するために上記のように「YK値/時価総額」 というパラメータを利用して技術競争力の強さを算出しました。

TOPIXとの株価上昇率の比較

これら100社の株価上昇率の平均(「YK値選抜銘柄平均」とします)と、TOPIX※とを比較します。

※TOPIX(東証株価指数:TOPIXはTokyo Stock Price Indexの略称)は、東証市場第一部に上場しているすべての日本企業(内国普通株式全銘柄)を対象とした、時価総額加重型の株価指数です

※ 株価全体が上昇傾向である場合、YK値による選抜銘柄の選抜が良かったのか、 あるいは相場が良かったのか判別がつかないため、週刊ダイヤモンド発売日からのYK値選抜銘柄平均とTOPIXの騰落率で比較しました

以下、週刊ダイヤモンド発売日から、3年後、6年後、11年後の株価上昇率のグラフです。

上段の紫のグラフ=TOPIX

   赤のグラフ=YK値選抜銘柄平均

下段の緑のグラフ=超過上昇率(YK値選抜銘柄平均の対TOPIXアウトパフォーム)

を表します。

週刊ダイヤモンド発売3年後

3年後、超過上昇率は40%でした。

週刊ダイヤモンド発売6年後

6年後、超過上昇率は90%でした。

週刊ダイヤモンド発売11年後

11年後、超過上昇率は100%でした。
また2017年~2018年にかけては、最大200%となっています。

超過上昇率について

YK値選抜銘柄の株価が上昇したとしても株式市場全体が上げ相場の時には、上昇の原因がYK値の選抜力なのか、市場の勢いなのか区別することはできません。

そこで、市場全体の動きを表すTOPIXに対して、YK値選抜銘柄がどれくらい優れているのかを、YK値選抜銘柄のに対する超過上昇率で観察しました。

3年後、6年後、11年後のグラフでは、その超過上昇率を示していますが、単にYK値選抜銘柄が絶対値で見て上昇しているのではなく、市場全体の基調に対して優れていることが証明できたことになります。

つまり、YK値選抜銘柄に依存して株価が上昇している言えます。

さらに、上昇率の差はありますが、YK値選抜銘柄とTOPIXのグラフは、同じような動きをしている事がわかります。これは「YK値は株価と連動している」とする根拠の一つでもあります。

技術資産の価値を表すYK値

事業の成長性予測の情報として活用いただけるYK値ですが、それができるのはYK値が技術競争力という企業資産の価値の代理変数としての意義を有するためです。

つまり、企業に対して、ある期間にわたり便益を提供する経済リソースとしての
技術資産の価値を経済的に表す非財務情報であると言えます。


私たちは、技術情報から技術資産の価値を算出できたと第三者機関によって立証されている唯一の情報であると考えています。

PATWAREでの表示

PATWAREの各企業ページでは、「YK値/時価総額」を確認することができます。ご活用ください。

YKS手法に関することやPATWAREに関するご質問などありましたら、メール info@patware.net もしくはお問い合わせフォームより、お気軽にお問合せください。

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