METHOD

─ YKS手法について ─

特許価値評価の必要性

正確な企業価値評価には「有形資産」だけでなく、「無形資産」の価値評価が極めて重要です。

現在、M&Aや融資、企業の経営判断を行う上で、企業価値評価の要素として発明、著作物、商標などの無形資産の評価が非常に重要な要素となっています。

日本では技術オリエンテッドの企業が多く存在するため無形資産の中でも特に技術の価値、すなわち「特許の価値」が重要視されています。その特許における評価手法は様々なものがありますが非常に複雑で時間もかかるものが多く、評価精度やスピードに優れた手法に高い注目が集まっています。

PATWAREは、無形資産の中でも特に注目される、「特許」の価値を迅速に「見える化」します。

PATWAREでは、今まで非常に時間がかかる特許価値評価をWEB上でリアルタイムに評価可能。蓄積した特許データとノウハウ、IT・テクノロジーを活用することで「価値の見える化」をスピーディーに提供します。

PATWAREの特許価値評価手法

日本銀行の「無形資産を考慮した企業のデフォルト率の推計」等のレポートで採用されている「YK値」

PATWAREで採用する特許価値評価手法は、工藤一郎国際特許事務所が開発した独自の価値評価手法「YKS手法」。評価結果は「YK値」と「YK3値」で示され信頼性が高いと言われています。

※画像をクリックすると日本銀行のページにジャンプします。

YK値:特許の技術競争力指標

YK値とは、特許権者以外の第三者から見た客観的な特許の評価指標です。技術競争力指標であるといえます。ライバル企業が特許に対して起こすアクション(攻撃)が多い程、特許価値は高いと考えられます。そのアクションは閲覧請求、情報提供、無効審判等、200種以上のパターンがあり、それに費やすコストを見ることでライバル企業がその特許にどれだけの価値を認めているかを測定します。

日々の技術革新によって生じる特許価値の陳腐化をYK値に織り込んでいます。

陳腐化率については▶こちらをご参考ください。

特許価値の変化と株価の変化が連動していることが認められ、日本銀行、日経、東京証券取引所でYK値の利用実績があります。

YK値に関するよくあるご質問

第三者(競合他社)にとってどのくら事業推進の脅威となっているかを推定できるアクションであり、主に下記になります。

・閲覧請求 (自社の障害とりうる特許の詳細な成立過程などを調査するアクション)
・刊行物提出 (特許の成立を阻止するアクション)
・異議申立
・無効審判  
・審決取消訴訟(ある特許が事業推進の脅威となりうる場合に、競合企業などが取るアクション)

他社引用、自社引用、審査官引用、いずれの場合も、先行技術として、同一・類似の技術を参照しているにすぎないため攻撃とみなさず、YK値に反映されていません。

特許の出願件数や登録件数そのものはダイレクトにキャッシュフローを動かす指標にならず、経済的インパクトを測ることはできません。

YK3値:権利者にとっての経済的特許価値

特許権者がその特許にどれだけの価値を認めているか数値化した評価指標

YK3値とは、権利者が特許の成立や、成立後の特許権の維持に費やすコストから、権利者にとってのその特許の経済的価値の大きさを測定したものです。社内注力レベルを数値化したものとも言えます。
◇アクション例:拒絶応答、早期審査請求、優先権の主張、海外展開、異議申立対応等

YKS技術業種分類

独自の技術業種分類で、より便利に業界分析が可能に。

YKS技術業種分類とは、工藤一郎国際特許事務所が開発した特許・技術情報に基づく技術業種分類です。

特許価値の比較を容易にし、従来見えにくかった商品・サービス、これを供給する企業、さらには企業活動が 行われる産業をより深く理解することに役立ちます。

長年の特許業務で培った幅広い技術の知識に、製品・サービスに関する豊富な情報を融合して構築した体系です。

 

YKS手法に関する知的財産権

FAQもご確認ください

YKS手法に関してよくある質問をまとめました。

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